従業員ジャーニーと企業カルチャー

従業員ジャーニーで企業文化を浸透させる|6フェーズ別カルチャーグッズ活用法

従業員ジャーニーは「採用→オンボーディング→エンゲージメント→能力開発→成果発揮→卒業」の6フェーズで構成されます。各フェーズには企業文化と接触するタッチポイントがあり、カルチャーグッズはフェーズ別の意図に応じてアイテムを使い分けることで効果が最大化します。多様な雇用形態・企業フェーズ別の見直しが、長期的な施策の鍵です。本記事では6フェーズ別の活用法と設計ステップを、人事責任者・組織開発担当・経営企画向けに体系化します。

この記事でわかること(結論先出し)

  • 従業員ジャーニーは 採用→オンボーディング→エンゲージメント→能力開発→成果発揮→卒業 の6フェーズ
  • 各フェーズに 企業文化と接触するタッチポイント があり、施策設計の起点になる
  • カルチャーグッズは フェーズ別の意図に応じてアイテムを使い分ける ことで効果が最大化
  • 多様な雇用形態・企業フェーズ別の見直しが、長期的な施策の鍵

人事責任者・組織開発担当・経営企画の方が、従業員体験(EX)を設計する際に、ジャーニー全体を俯瞰しながら具体的な施策を検討できる実践ガイドです。


目次


従業員ジャーニーとは

ブランディングやマーケティング施策で 顧客のタッチポイントごとにカスタマージャーニーを描く ことがあるように、従業員にも同様に 「従業員ジャーニー」 を描いて施策を考えます。

なぜ従業員ジャーニーが重要か

企業経営は「戦略」と「組織」の2つから成り立ちます。組織を形作るのは従業員一人ひとり。

  • モノが売れる時代の方程式: 効率的に生み出すかが鍵
  • モノが溢れる現代の方程式: 創意工夫で新しい価値を生み出す力が鍵

新しい価値を生み出すには 優れた組織 が不可欠です。そのために:

  • エンゲージメント向上: 従業員のより深い関わり
  • 従業員満足度調査: 気持ちよく働ける環境づくり
  • 従業員ジャーニーの可視化: タッチポイントごとの最適施策

近年、従業員の状態が経営課題の重要テーマとして注目されています。

ジャーニー作成の方法

複数の従業員にインタビューを行い、どのような感情で仕事に取り組んでいるか を聞き、それを元に作成します。大まかなジャーニーは6つのポイントで構成されます。


6フェーズ別のカルチャー接点設計

Phase 1: 募集・採用

目的: 戦略遂行に必要な能力を補い、文化適合性のある人材を迎え入れる

カルチャーとの接点:

  • 採用は能力だけでなく、価値観の企業カルチャーへのフィット で選考する
  • 「この会社で働きたい」と思われる魅力的な会社であることも必要

実践施策:

  • カジュアル面談で内部の人と触れる機会を提供
  • カルチャーブック をWebサイトで公開
  • 知名度が低い企業はオリジナルグッズで認知獲得
  • 内定承諾を引き留める手段としてのカルチャーギフト
失敗パターン: 安価な大量配布グッズは、もらった側が「お蔵入り」させてしまうことが多い。もらって嬉しい・重宝するアイテム を選ぶことが採用文脈の鉄則です。

Phase 2: オンボーディング

目的: 入社初日からの体験を通じて、定着と早期立ち上がりを実現する

カルチャーとの接点:

  • 「最初の体験」が後の生活の良し悪しを決める
  • ここでの体験が悪いと 早い離脱 につながる

実践施策:

  • オンボーディンググッズ: 歓迎の気持ちと感謝の表現
  • 必要情報のインプット順設計: スムーズな立ち上がりのため
  • 価値観の伝達: 様々な形で大事にしたい考え方を理解してもらう

価値観別アイテム選定例:

大切にしたい価値観 おすすめアイテム
スマートさ デザイン性・使い勝手の良い電子製品、ミニマルデザイン
思いやり 職人の手で1つ1つ作られたマグなどストーリー性のあるもの
創造性 機能・デザインで創造性に富んだアイテム
品質 経年変化を楽しめる本格素材
サステナビリティ オーガニック素材・リサイクル素材

Phase 3: エンゲージメント

目的: 業務のマンネリ化を防ぎ、継続的な関与の高さを保つ

カルチャーとの接点:

  • インプット完了後、従業員側からのアウトプットを引き出す
  • 年に一度のキックオフで士気を高める

実践施策:

  • キックオフ連動グッズ: 次の年のテーマを表現したアイテム
  • デスクに置いてもらえるサイズ感の選定
  • 士気維持のためのカルチャー可視化

Phase 4: 能力開発

目的: 仕事に慣れた従業員のスキルアップとモチベーション維持

カルチャーとの接点:

  • 業務関連スキルだけでなく、昇進や上層部で役立つ知識 の提供
  • 「成長機会がある会社」というブランド形成

実践施策:

  • 学習・研修参加の記念品(カルチャーバッジ・記念冊子)
  • 書籍購入補助+オリジナルブックカバー
  • 学習成果の社内共有会+記念品

Phase 5: 成果発揮

目的: 成果を出している従業員の更なるモチベーション向上

カルチャーとの接点:

  • 定期的なフィードバックで障壁を取り除く
  • 目覚ましい成果を上げている従業員の表彰

実践施策:

  • 高級感のあるアイテムブランド力のあるカルチャーグッズ の表彰品
  • 四半期・年次での表彰式典+記念品
  • 個人の成果を可視化するアイテム(プレート・トロフィー)

Phase 6: 卒業・リファラル

目的: 卒業者からの良い口コミと、退職祝いを通じた感謝の表現

カルチャーとの接点:

  • 価値観・ライフステージの変化で組織を離れる場合
  • 「実現したいこと」を社内で実現できないか話し合い、引き留めも検討
  • 卒業しても良い体験は他の人への推薦につながる

実践施策:

  • 退職祝いギフト: 自分では買えないが、もらうと嬉しいもの
  • 家族向けペアセット: 従業員を支えてくれた家族への感謝
  • リファラル採用への自然な接続
重要: 従業員やその周りの人を大切に想うカルチャーは、従業員の心に深く残ります。卒業後の口コミ・リファラル採用への波及効果を考えると、この最後の演出が長期投資として重要です。

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雇用形態の多様化への対応

近年、会社への関わり方は多様化しています。

雇用形態 カルチャー接点の特性
正社員 フル6フェーズの体験
業務委託 案件単位の関与、価値観の共有が薄れがち
パートナー企業 連携時のみの接点、文化伝達が困難
パートタイマー 限定的な接点、それでも口コミ波及はある
副業・複業 多様な視点を持ち込む可能性

例えパートタイマーであっても、会社での有意義な体験が良い口コミ・評価を生み、企業のブランディング向上につながる可能性があります。全雇用形態に対するジャーニー設計 が、現代の組織開発の鍵です。


企業フェーズによる見直し

企業の成長期・安定期・変革期などフェーズによっても、従業員の体験は大きく異なります。

フェーズ別の従業員体験変化

企業フェーズ 従業員ジャーニーの特徴 重点的に見直す施策
創業期 全員が複数役割、文化が形成中 価値観の言語化と共通言語化
成長期 急速な人材流入、文化希薄化リスク オンボーディング強化、価値観共有施策
安定期 マンネリ化、士気維持が課題 エンゲージメント施策、表彰制度
変革期 価値観の再定義が必要 全フェーズの再設計、新カルチャーの浸透

企業が伝えたいメッセージもフェーズで変わるため、数年に一度は見直し 、新たな施策を考えるテコ入れが必要です。


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よくある質問(FAQ)

Q1. 従業員ジャーニーを描き始めるには何から始めますか?

現職員5〜10名へのインタビュー から始めるのが王道です。「入社時の印象」「現在の業務での困りごと」「将来のキャリア像」を聞き、感情の揺れ動きを時系列で整理します。

Q2. リモートワーク中心でもジャーニー設計は機能しますか?

機能します。むしろ 物理的な接点が減るほど、ジャーニー設計の重要性が上がります。タッチポイントが減るからこそ、一つひとつのクオリティが効きます。リモート前提のオンボーディングキット、Slack上の仕組みなどに置き換えます。

Q3. カルチャーグッズの予算はどのフェーズに重点配分すべき?

オンボーディング(Phase 2)成果発揮の表彰(Phase 5) が最重要です。前者は離脱防止、後者はエンゲージメント維持に直結。予算配分は Phase 2: 40% / Phase 5: 30% / その他: 30% が一つの目安です。

Q4. 退職者へのギフトは予算の無駄ではないですか?

長期的な投資 として価値があります。良い卒業体験は:

  • リファラル採用への波及
  • アルムナイネットワークでの企業評判
  • 出戻り採用の可能性
  • 退職者の口コミ拡散

特にBtoBの世界では、退職者が他社で意思決定者になった時に、自社が選ばれる可能性が高まります。

Q5. 効果測定はどう行えばよいですか?

フェーズ 測定指標
採用 内定承諾率、入社後3ヶ月離職率
オンボーディング 立ち上がり期間、初期エンゲージメントスコア
エンゲージメント eNPS、サーベイ結果
能力開発 スキル習得率、内部昇進率
成果発揮 表彰回数、個人パフォーマンス
卒業 リファラル採用数、アルムナイ参加率

まとめ

  • 従業員ジャーニーは6フェーズ(採用→オンボーディング→エンゲージメント→能力開発→成果発揮→卒業)
  • 各フェーズに 企業文化と接触するタッチポイント があり、施策設計の起点になる
  • カルチャーグッズはフェーズ別の意図に応じて使い分ける
  • 雇用形態の多様化と企業フェーズの変化で、定期的な見直しが必要

従業員ジャーニーで企業カルチャー形成を考えると、CultureGoodsは有効な手段の一つになります。受け取った時の好印象が期待できるBOXタイプのアイテムカジュアルに企業理念を伝えられる小物アイテム など、最適なものをお選びいただけます。


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