グッズに入れたい!
グッとくる名言10選~英語編~
コーポレートグッズ制作の悩みの1つは、何を印字するか、ですよね。
企業のオリジナルグッズならロゴを入れるのが一般的ですが、それではなかなか普段使いには恥ずかしくて、結局使われないままになりがち。せっかく作るならいつも使ってもらえるようなオシャレでかっこいいものを作りたいところです。
悩めるグッズ制作担当者に向けたグッズデザインのアイディア集第1弾として、グッズへの名入れに最適な名言をまとめてみました。
企業ロゴを入れずにオリジナルグッズを作る
オリジナルグッズといえば、企業のロゴがどんと印刷されたアイテムを思い浮かべ、「恥ずかしくて着れない・使えない」とクローゼットの奥にしまわれがちです。せっかくのイベントを盛り上げたり周年を記念して製作したTシャツやパーカーも、1回だけしか着られずに終わってしまってはもったいないですよね。
また企業によってはロゴ使用のレギュレーションが厳しくやみくもにグッズが作れなかったり、他社との協業プロジェクトにおいてまだ確固たるサービスのロゴが無かったりします。
そこで企業ロゴを入れずにオリジナルグッズを作るという方法があります。例えば格言や名言を印字することで、あたかも巷のアパレルブランドで買ったかのようなかっこいいTシャツ、かわいいパーカー、愛着の持てるアパレルなら、みんな好んで着てくれるかもしれません。
言葉の長さは短くシンプルな方がいいですが、Tシャツやパーカーなどアパレル商品で名入れ可能な面積が広い場合は、その言葉に込められた思いを綴ることもできるでしょう。マグや名刺入れなど面積の小さい場合でも、レターを添えることで想いを伝えることができます。
グッズに入れる言葉の選び方
グッズに印刷や刺繍で入れる言葉にはいくつかの方向性があります。自分が込めたい思いはどんなものかを明確にした上で格言を探すと、効率よく「これだ!」と思えるものに出会えるかもしれません。
自社のパーパス・ミッション・ビジョン・バリュー
最近よく耳にする「パーパス」。混沌とした時代において、自社は何のために存在するのか、社会的意義は何なのか、蝕まれていく地球環境において企業が持続的に存続していくためにどのようなアプローチをとるのか、といった観点で、老舗の大企業でも新たに定義しなおした企業も多くあるのではないでしょうか。
またミッション・ビジョン・バリューは「MVV」と呼ばれ、最近のスタートアップではきちんと定義している会社が多く見受けられます。
創業者や経営層が思いを込めて、来る夜も来る夜も考えて明文化したこれらの言葉というのは、何度も伝えたつもりでも意外と全員には浸透していません。グッズというモノで概念を表現し言葉を記し、ことあるごとに目に入れてもらうことで、理念の浸透がより進みます。
自社の精神をよく表す格言や名言
時として会社のバリューの一部だったりもしますが、メルカリなら「Go Bold」、リクルートなら「全員主役」、Googleなら「Fail first(先に失敗から学べ)」といったような合言葉があります。そうした言葉が強力なカルチャーを作り、一致団結して何かに立ち向かえるような雰囲気が醸成されます。社長が繰り返し口にする言葉にはヒントがあるかもしれません。
今年の経営戦略・事業活動のテーマ
会社のミッションやビジョンは事業ステージによって多少形を変えるものですが、ころころと変わるものではありません。一方で部署やチーム単位での活動計画は年単位で立てられ、取り組みの重点活動が定義されたりします。規模の小さいスタートアップでは全社一体でフォーカスする項目を定めているところもあるかもしれません。そうした時の合言葉や目標などを言葉にして目に見えるところに置いておけるグッズに記しておくことで、様々な事象の判断において迷わず一貫性の持った決断ができるかもしれません。
メンバーを鼓舞するもの
会社が苦しい時、一気に山をかけて開発する時こそ一致団結して突き進んで欲しいと経営者が望むときです。この長い人類の歴史の中で様々な紆余曲折があり、壮絶な人生を送った先人たちの知恵があります。こんな時こそ響く言葉を選んで、社員を勇気づけるモノに言葉を記して送ってみてはいかがでしょうか。
グッズに入れたい名言10選(英語編)
ここで、グッズの名入れ加工におすすめな名言10選をご紹介します。
If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.(アフリカのことわざ)
直訳すると「早く行きたかったら1人で行け、遠くへ行きたかったら一緒に行け」という意味ですが、単にスピードだけを求めるのであれば1人でやったほうが早いのですが、それ以上に大きなインパクトを残したり価値あるものにしたいなら、仲間とともに取り組むべきである、というチームワークを大切にする格言です。
Just do it. (ナイキ)
誰しも見かけたことのある、シューズメーカー・ナイキの宣伝文句。この言葉の前には「Yesterday you said tomorrow. 」(「昨日は『明日で』と言った」)という文言があり、先送りせずに今やろうということですね。なかなか日々の細かいタスクに追われがちなビジネスマンやチームにおいて、改善のための行動を今起こそう、という言葉には覚悟が伝わります。
I have nothing to lose but something to gain. (エミネム)
アメリカのヒップホップ音楽会の風雲児とも称されるエミネム。問題となるような事件も起こしてはいるが、不遇の中でも生き抜いてきた彼の力は力強い。もうどん底まで落ちてしまったのだからここからは上がることしかない。もちろん誰もどん底は経験したくないが、頑張った先にはプラスのことしかない。そんな思いっきりポジティブな言葉をみんなと共有したいですね。
Stay hungry. Stay foolish. (スティーブ・ジョブス)
名スピーチ・名言を多く残した偉大なる経営者であるスティーブ・ジョブスが、スタンフォード大学の卒業式で披露したスピーチの言葉。この言葉自体のオリジナルは「全地球カタログ」というヒッピー系の雑誌の裏表紙に書かれていたもの。直訳すると「ハングリーであれ。愚か者であれ。」ということになりますが、前段の文脈から、自分の声を信じ、周りがなんと言おうとも信念を持って突き進め、という解釈を多く見かけます。スタートアップ企業にはこれまでと違うやり方で新しいマーケットを作り出そうとしているところも多いはず。それでは採算が合わない、前例がない、何年もかかる、といった声を横目に突き進んでいく力強い言葉が、チームの団結力を一層高めるかもしれません。
Be the change. (ガンジー)
この言葉の後には「you wish to see in the world」が続き、「あなたがこの世で見たいと願う変化そのものになりなさい」という意味であり、傍観者ではなく当事者となって自ら行動を起こそうとする強い意志が感じられる格言です。
And still, I rise. (米公民権運動活動家)
アメリカの歌手であり活動家でもあったマヤ・アンジェロウの詩のフレーズです。アメリカの奴隷制度時代を想って書かれたもので、どんな屈強があっても、それでも立ち上がるのだという強い意志が込められています。
No music No life. (タワーレコード)
広告で何度も目や耳にするコピー、「音楽が無きゃ生きられない」。Noのあとにはどんな言葉でも当てはまるので、応用しやすいフレーズです。日本の会社のコピーですが、もともとは「No pain, No gain」という英語のことわざで、「労なくして益なし」という言葉が由来とも言われています。
The best way to predict your future is to create it. (ピーター・ドラッカー)
「自分の未来を予想する最善の方法は、それを作りだすことだ。」 という意味で、経営哲学の総本山であるドラッカーらしく、良い戦略を立てればことが算段どおりに進むということを示している。
不確実性が多く変化のスピードも早い現代においても、市場で生き残っていくために、過去の経験やデータから最適解を導き、あらゆる突発事項にも瞬時に反応・対応して突き進んでいく必要があります。それは机上の理論、とはねのけることなく、チームメイトで知恵を出し合い、未来を作っていく意志が込められます。
Every moment is a fresh beginning. (イギリスの詩人)
トーマス・スターンズ・エリオットというイギリスの詩人のフレーズ。毎回が新鮮な始まり。初心に帰ろうということですね。めまぐるしくタスクに追われる日々、何かの目標に向かって突き進んだ後、はっと振り返ってみて何が目的だったのか、何を大事にしたいと思っていたのか、立ち戻ることが時には必要ですよね。がんばっているチームメイトや従業員にぜひ届けたい一言です。
Be water.(ブルース・リー)
何かに向かって首尾一貫して突き進むことも大事ですが、新型コロナのように突然何かが変わってしまうような時代に柔軟に形を変え流れていく能力も必要です。また水は恐るべき力も持っています。その破壊的な力で世界を変えていく強さもまたこの言葉には込められています。「Be ○○」も応用がきくものなので、オリジナルで考えてみてもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここに掲載したのはほんの一部ですが、チームメンバーを勇気付けると共に自社のカルチャーに合う言葉に出会えましたか。気になった言葉から発想を得てオリジナルを考えたり、似たような意味でリズムの合うものを探してみてください。
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