オリジナルグッズの魅力はなんといっても「世界唯一」を手に入れられることです。そのため、「仲間だけで同じもの」を持つことができます。

オリジナルグッズの作り方は簡単で、無地のTシャツやマグカップなどにオリジナルの印刷を施すと、オリジナルグッズになります。
この記事では、オリジナルグッズの作り方を解説したうえで、注意点も紹介します。


オリジナルグッズは何が良いのか


オリジナルグッズはTシャツやマグカップ、タンブラーなどの製品に、ロゴやオリジナルイラストなどの加工を施したものです。


つまりオリジナルとはいうものの、オリジナルグッズのベースとなるグッズを一からつくるのではなく、既存の無地のグッズにオリジナルの図柄を印刷してオリジナリティを出したものがオリジナルグッズです。


他人と同じものや、特徴のないものは、持っていても使っていても面白くないと思います。世界で唯一のオリジナルグッズや、仲間と同じオリジナルグッズを持ったり使ったりすることで生活や仕事に潤いが生まれます。

オリジナルグッズになるグッズの種類


オリジナルグッズになるベースのグッズには次のようなものがあります。

■ベースになるグッズの一例

  • Tシャツ
  • マグカップ
  • タンブラー
  • エコバッグ
  • クリアケース
  • タオル


これらのものをオリジナルグッズにするメリットを紹介します。


Tシャツ:プライベートでも社内でも仲間をつくれる


オリジナルグッズの代表格といえるのがTシャツです。Tシャツは印刷できる面積が広いのでオリジナルのデザインが栄えます。
Tシャツはプライベートで着ることが多いので、友人や家族でオリジナルTシャツを着ることができます。

例えば、趣味やスポーツのグループでオリジナルTシャツを作ると連帯感が強まります。また、家族旅行をするときに全員がオリジナルTシャツを着て記念写真を撮ったら一生の思い出になるはずです。

会社がイベントを開くときもオリジナルTシャツは活躍します。社内運動会をするときや会社をあげてボランティア活動をするときに、企業のロゴをあしらったオリジナルTシャツを用意すると、会社へのロイヤリティが強化されたり、会社のPRになったりします。


マグカップとタンブラー:肌身離さず持つものだから


コーヒーなどの飲み物を入れるマグカップとタンブラーは何回も繰り返し使うので、愛着が強まるグッズの一つです。仕事中はマグカップまたはタンブラーを肌身離さず持っている、という人もいるでしょう。


日常生活で多用するものはこだわりたいもの。だからオリジナルのマグカップやタンブラーが人気なのです。


仕事中にオリジナル・マグカップやオリジナル・タンブラーを使っていると、きっと誰かから「そのデザイン珍しいですね」と声がかかります。「実はこれオリジナルなんです」と答えると会話が弾みます。

オリジナルグッズの作り方①:自分でつくる


オリジナルグッズは自分でも作れますし、専門の業者に依頼することもできます。
まずは自作のオリジナルグッズから解説します。

自作のメリット


百均ショップや格安衣料品店などで無地の製品を買い、マジックや絵の具で絵や文字を描けば、それでもう自作オリジナルグッズです。
絵心がある人なら、自分が好きなように描くことができます。絵心がない人でも「下手ウマ」な絵を楽しむことができるでしょう。
そして自作にはつくる楽しさがあり、しかも安価で作ることができます。

自作のデメリット


自作オリジナルグッズのデメリットはクオリティが低くなることです。絵、ロゴ、文字、デザイン、印刷など、すべての質は業者に発注する場合より落ちます。


また、作る数が多くなると作業が大変になるというデメリットもあります。2、3個までなら作る楽しさを味わえるかもしれませんが、10個20個となると苦労のほうが勝るでしょう。そして100個1,000個となると途中で投げ出したくなってきます。

また、マジックや絵の具は布用や金属用、プラスチック用をそろえなければならず、オリジナルグッズを2、3個しかつくらない場合コスト高になる可能性があります。自分で作る作業の労賃を考慮するとコストはさらに高くなります。

オリジナルグッズの作り方②:専門業者に依頼する

一定以上のクオリティを求めるなら、オリジナルグッズ業者に依頼したほうがよいでしょう。
業者に依頼するときの作り方と、業者に依頼するメリットとデメリットを紹介します。

どこに依頼するのか


オリジナルグッズ業者はいくつも存在するので、その一つに依頼するとオリジナルグッズを作って宅配便で送ってくれます。


では、どの業者に依頼すればよいのでしょうか。一口にオリジナルグッズ業者といっても、業者によって得手不得手(えてふえて)があったり実績が違ったりします。オリジナルTシャツをつくりたい場合は、オリジナルTシャツを得意にしている業者を選びましょう。


オリジナルグッズ業者選びに困ったら、ベースとなるグッズの種類を確認してみてください。多品種を用意している業者がおすすめです。例えばTシャツやマグカップでも、ベースとなるものが1種類しかない業者よりは、複数種類用意している業者のほうがよいでしょう。

発注方法:デザインしたものを送る


オリジナルグッズの発注者がオリジナルグッズ業者を選んだら、自身でデザインした図柄を業者に送ります。オリジナルの図柄をJPEGやPDFなどのデータにすると、メールのやり取りだけでオリジナルグッズをつくることができます。
オリジナルグッズ業者は、受け取ったJPEGやPDFの図柄をTシャツやマグカップなどに印刷していきます。


デザインに自信がない人は、「大体こんな感じで」といったように大まかにデザインを指示することもできます。あとはオリジナルグッズ業者のデザイン担当者が良い感じにデザインしてくれます。

業者に発注するメリット①:高クオリティ

オリジナルグッズ業者に発注するメリットはクオリティの高いものができることです。オリジナルグッズ業者のなかには多額の投資をして高性能の印刷機を導入しているところがあり、そのような業者がつくるオリジナルグッズは既製品レベルの品質を持ちます。


また、発注者がデザインに自信がなければ、デザイン担当者がいるオリジナルグッズ業者ならアドバイスができます。「いい感じに格好良く」といった大雑把な発注でも、格好良いオリジナルグッズが手元に届きます。

業者に発注するメリット②:案外安価

案外安価につくれることも、オリジナルグッズ業者に依頼するメリットに数えられます。オリジナルグッズ業者に発注する場合、オリジナルグッズの価格は「ベースとなるグッズの価格+印刷代」になるわけですが、作る個数を多くすると1個当たりの印刷代がどんどん安くなるので、それで全体の価格も安くなります。

業者に発注するメリット③:企業に嬉しい大量生産

企業が周年イベントなどで自社のロゴが入ったオリジナルグッズをつくって配布すると、従業員や取引先に感謝の気持ちを伝えることができます。
その場合、1,000個10,000個と必要になるでしょう。作るオリジナルグッズの数がその単位になると、オリジナルグッズ業者発注の一択になります。

業者発注のデメリット:コストがかかる

オリジナルグッズを作るとき、専門業者に発注するデメリットはほとんどありません。ただあえてデメリットを挙げるとすれば一定のコストがかかることです。

しかし、自作の場合は自分で絵具などを買わなければなりませんし、目にみえない作業賃も発生します。したがって自分でつくれば安い、業者に頼むと高い、とは一概にはなりません。

「世界唯一のもの」や「仲間だけで同じもの」を手に入れる喜びを考慮に入れると、業者発注のコストは納得できる金額といえるでしょう。

オリジナルグッズを作るときの注意点

オリジナルグッズを作るときの注意点を3つ紹介します。

権利を侵害してはならない

オリジナルグッズに描く図柄はオリジナルでなければなりません。例えば、アニメのキャラクターの絵を無断でオリジナルグッズに描くと著作権を侵害することになります。著作権は作品を創作した著作者を保護するもので、利益を得る権利(著作財産権)や無断で公開されない権利(著作者人格権)を含みます。
キャラクターの絵だけでなく、ブランドのロゴや、有名人の顔写真もオリジナルグッズに描くことはできません。
なお有名人の顔写真などを使うことは肖像権を侵害する可能性があります。

キャラクターやロゴのパロディもNG~二次的創作物も使えない

既存のキャラクターやロゴをベースにデザインを少し変えたものを二次的創作物といい、これも著作者に無断で公表することはできません。
キャラクターのパロディやロゴのパロディは街中で頻繁にみかけるかもしれませんが、実は著作権を侵害している可能性があるのです。

写真のうっかり流用に注意

キャラクターやロゴ、有名人の顔写真をオリジナルグッズに使うことは悪質性が高く、「うっかり使ってしまった」といった言い訳は通用しづらいでしょう。
しかしインターネット上に大量に掲載されている写真の多くは著作権者を特定しづらく、使ってしまいたい欲求に駆られるかもしれません。しかしインターネット上の写真の無断利用も著作権侵害に該当する可能性があるので使わないようにしましょう。

まとめ

「オリジナルTシャツやオリジナル・マグカップっていいな」と思っている方にお伝えしたいのは、オリジナルグッズは意外に簡単に作れるということです。
すでにオリジナルのキャラクターやロゴや図柄ができているなら、それをオリジナルグッズ業者にメールで送信するだけです。
そして「オリジナルグッズって高そう」と思っている方には、意外に安価につくれます、とお伝えしたいです。ベースとなるものの値段に少しお金を足すだけで、世界唯一を手に入れることができます。