CultureGoodsでは、クライアントの皆さまにお届けする大切なグッズにはこだわりを持ち、他のサービスでは目にすることのないようなユニークな商品も取り扱っています。従業員と会社をつなぐ想いのこもったグッズが、地球や社会に対しても想いやりのあるものでありたいと考えています。この記事では、その内容をご紹介します。

 

 

基本的な調達方針

当社GoodCulturesは「人と社会と地球が持続的な関係で結ばれた、想いやりあふれる未来へ」をVisionに掲げています。その証としてB Corp認証の取得も目指しているのですが、同時に私たちの行動が完ぺきではないことも自覚しています。

そもそもモノを売ること自体が、何らかの環境や社会に対する負荷を与えています。それでも、今の経済社会システムのなかで生活を営んでいくうえで、消費行動は欠かせず、それが少しでも負荷を低減するものとなるように私たちはチャレンジしていきたいと考えています。

私たちは、「CultureGoods 商品選定ポリシー」を策定し、クライアントの皆様のカルチャーを育む大切なグッズのラインナップについて、私たちの考えを示しています。半年に一度は見直しを行い、よりよい基準をもって判断できるように改善を重ねています。

基本的な方針として、全商品において「永く使える」ことと、「ストーリーがある」ことの2つの基準を満たすものを選んでいます。

「永く使える」:使い手にとって使い心地・着心地がよく、永く愛用してもらえるもの
「ストーリーがある」:高品質・クラフトマンシップ・サステナビリティのどれかにあてはまるもの

 

CultureGoodsで扱う商品に関する私たちの考え方

基本方針に加えて、CultureGoodsで扱う商品を具体的に選ぶ際には、次のようなことを考えています。

 

高品質

これまで「安かろう悪かろう」のイメージが強い「オリジナルグッズ」でしたが、CultureGoodsは企業やチームの「らしさ」を体現するものとして、グッズを受け取った皆様に永く愛用していただきたいと考えています。すぐに壊れたり使えなくなってしまうことがないよう、品質の良いものを選定し、名入れも丁寧に加工させていただいています。

22年秋にCultureGoods独自の商品選定基準を設け、以降掲載商品は全て、当社スタッフが検証し自信をもっておススメできる商品のみを取り扱います。

 

代替素材

私たちはこれまでの歴史のなかで、「森林を守るために紙製品を避けなければならない」「プラスチックは悪だから紙製品がいい」と、右往左往してきたところもあります。

例えば、プラスチック製のレジ袋を使わないために布製のエコバッグ(トートバッグ)を使う場合、エコバッグを作る製造過程で相当なCO2が排出されているのも事実で、レジ袋130枚分断ってやっとエコバッグの方が総CO2排出量が低くなると言われています。

近年、グローバル企業をはじめ世界中の企業が「ネットゼロ宣言」や人権問題に注目するようになり、サプライチェーン全体での情報開示は進んできましたが、ライフサイクルで見たときにどちらの方が良いか、これを瞬時にかなり正確に比べることができるようになるまで、もう少し時間がかかると思います。

だから私たちは代替素材が絶対的に環境にやさしいと言えないことを自負しつつ、より環境的・社会的負荷の低いと考えられる素材を扱うパートナーと努力を続けていきたいと考えています。

 

プラスチック

近年国際的にマイクロプラスチックの問題が重要視されています。埋め立て地やビーチでのプラスチックゴミや化学繊維を含む衣類の洗濯により川を通じて海に流れ着いたプラスチックは、やがて魚が飲み込み人類がそれを食し、甚大な健康被害が出るのではないかと恐れられています。2050年には海洋プラスチックゴミの量が魚の量以上になるとも言われています。

一方で、特にコロナ禍でも実感しましたが、衛生面を考えると、様々な場面でプラスチックで守られたものを使う機会も多くありました。

プラスチックには安価で、モノによっては従来品より耐久性を維持できる利点もあります。永く使えることを第一に、「プラスチック絶対悪」ではなく、その商品のライフサイクルにおいてどのように環境負荷を低減できるかを考えていきたいと思います。

 

サプライチェーンの管理

私たちは商品素材をご提供いただくサプライヤーと契約する際に、アンケートを通じてサプライチェーンにおける環境負荷や労働環境についてお伺いさせていただいています。現段階ではまず状況把握を進めていますが、将来的に一定基準を求めたり、サプライヤーのまたその先のサプライヤーまで、確実な透明性のある企業との取引を増やしていきたいと考えています。

 

海外ブランド

私たちは日本の職人さんたちが伝統と歴史の中で育んできた高い技術・品質のものを大切に、たくさんの職人さんたちを応援できるように「made in Japan」の商品の取り扱いをさせていただきたいと考えています。国内での調達は環境負荷も低く、地域社会の経済的な貢献にもつながります。
一方で、それだけに限らず、海外ブランドの良いアイディアも取り入れていきたいと考えています。消費者間の環境意識が高く、法規制の進む海外諸国の方が、サステナブルな製品の流通が進み、より質の良い商品・コストパフォーマンスの良い商品が出まわっているケースもあります。

 

認証ラベル

企業や製品の認証(オーガニック認証やB Corp認証など)には様々なレベルがあり、現在は一律で縛りを設けていません。認証取得には労力と経費がかかり、必ずしも認証だけが全てを表すわけではないことも理解した上で、その商品が生まれた背景や創業者の想いなどのストーリーをより重視しています。

 

ジェンダーレスなもの

職場やその他の組織・チームには様々な方がいらっしゃいます。男女、それ以外の性別や属性に関係なく愛用しやすいアイテムを、当社内メンバーにもヒアリングしながら商品を選定しています。

 

CultureGoodsいち押しのグッズたち

数あるCultureGoodsの中でも特にいち押しのグッズをご紹介します。

 

patagonia Tシャツ

社会性や環境に配慮した経営として最も尊敬されているブランドと言っても過言ではないpatagonia。イベント用にワンタイムで使うものではなく、ぜひ永く大切にしたい想いの証として制作いただくのがおすすめです。

 

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 +TIC COOL SHADE

年間で8000万本が廃棄されていると言われているビニール傘。安価ですぐに買えるビニール傘ですが、風にやられて1回しか使わずに廃棄してしまうこともありがち。大量消費行動を食い止めるべく誕生した傘は、ジェンダー関係なく使えるデザインでもあり、チームグッズにも適しています。

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KIND BAG

オリジナルのエコバッグは巷にもいろんな商品が出回っていますが、例えばトートバッグ型だと逆に環境負荷が高い場合もあります。ペットボトルのリサイクル素材を活用し、製造工程においても環境負荷を抑えたバッグなら、安心して使えます。

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天衣無縫 タオル

「オーガニックコットン」は巷でも良く聞かれますが、実は誰でもその言葉を使えてしまうので、必ずしもその商品が本当に自然に優しいかどうかはわかりません。天衣無縫ブランドは厳しく定められたオーガニック製品の認証である「GOTS」や「OCS」を取得しており、製造工程における労働者の労働条件を含めて第三者のお墨付きを得ています。

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SHIMORYU タンブラー

日本の伝統技術により高い品質で仕上げられた逸品。素材に使われているチタンの強度は鉄の約2倍、アルミニウムの約3倍を誇り、永く愛用できるものです。熱伝導率が低く、キリっとした冷たい飲み物に最適で、もらってうれしいグッズとして贈ることができます。

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まとめ

私たちは引き続き、モノを売るということを続けながらも、環境や社会により配慮していけるかを今後も考え改善していきます。前向きな対話をしてくださる仲間をいつでも歓迎していますので、何か考えのある方はこちらよりご意見をお寄せください。

参考文献
これってホントにエコなの?」ジョージ―ナ・ウィルソン=パウエル(2021)、東京書籍
The New Plastics Economy」WEF(2016)