DNP様のオリジナルグッズ制作

大日本印刷株式会社 プロジェクトチームのみなさん

 

 

グッズを作ろうと思ったきっかけを教えてください

ABセンターは、DNPのブランドステートメントである「未来のあたりまえをつくる。」の実現のため、新規事業開発に取り組む部門です。

部門風土としては、中途採用の社員が多く、体制変更も多い部署です。新規事業開発といっても、様々なステージのプロジェクトがあり、チームも、数人単位から数十人の大所帯まで、多種多様です。
新しい価値を生み出していこう!という雰囲気がある一方で、チームが異なると接点がなかったり、テレワークを活用している都合、全員で一体感を感じるような場が少なくなっています。

弊社では、ここ数年エンゲージメントサーベイを実施しているのですがABセンターとしての課題が見えてきています。チャレンジ精神や組織に対する愛着など、「もっと良い組織・メンバーになっていこう!」と、経営層が旗振りをして、「OneAB活動」が始まりました。

OneAB活動は、複数テーマに分かれて活動しています。ミッションやビジョンなどを構築し風土形成するチーム、エンゲージメント向上施策に取り組むチーム、そしてOneAB活動のコンセプトを浸透させるチームの3つです。私たちはOneAB活動に込めた想いや、コンセプトを浸透することを目指し、オリジナルグッズを作ることになりました。

 

制作プロセスでの感想を教えてください

グッズ制作プロジェクトのファーストステップは、メンバー6名でのワークショップでした。どんな想いを込めたいか、みなさんに愛着を持ってもらえるグッズは何か・・・といった視点で、それぞれの考えを洗い出し、議論しました。ワークショップを実施した結果、譲れないポイントについて根本的なところの意志統一を作ることができたと感じます。

DNP様のオリジナルグッズ制作の様子

また、グッズ制作過程でいかにABセンターのみなさんを巻き込んでいくかを重視しました。一部のメンバーの想いだけで、「一方的に」作られたグッズを配布した、と思う方がいると、エンゲージメントには逆効果と感じたからです。そのための施策として、グッズアイテムの選定やロゴのデザインについて、全員配信のアンケート投票を実施しました。回答率はかなり良く、期待する声や、具体的なご要望、製作にあたり気を付けてほしいポイントについて、など様々な声を吸い上げることができました。

 

グッズのアイテムはどのように決めましたか?

グッズの具体的な効果として、「ABセンターのメンバーであることの目印になり、声をかけあうきっかけになること」を重視しました。
異動やテレワークの影響から、会社のフロアを歩いていても「この人同じ部署なのかな?」と、すれ違った人のことがよくわからないことが多い状況がありました。グッズを目印に、エレベーターホールやトイレ休憩時など、挨拶や声がけが生まれたり、ちょっとした会話や情報交換ができたらいいなと思い、オフィス内で使えるポータブルなものを選ぶことにしました。

新規事業開発は、苦労も伴うものですし、悩んだときには一緒に助けてくれる仲間がいるんだという安心感を持ってもらえたい、という想いもこめて、年代や性別問わず、気軽に日常的に使っていただける、トートバッグを選びました。

 

グッズ制作のどこにこだわりましたか?

特にロゴにこだわりました。まず方向性複数案をお伝えし、CultureGoodsのデザイナーさんと何度かやり取りすることで、理想のロゴに仕上げていきました。

当初ロゴはあくまでおまけ程度で考えていました。でも、OneAB活動は継続していくものですし、活動に対する想いを浸透させていくことを考えたときに、ロゴの重要性に気づき、重視して制作を行いました。

また、グッズについては、アイテム自体以上に、「加工」にこだわりました。表面は印刷、裏面は刺繍ワッペンにすることで、ロゴが目立つようにしつつ、オリジナリティを出せたと感じます。実は、大きさや形の選定もこだわっており、会社のフロアでパソコンなどを持ち歩く実用性を考慮し、横型を採用しました。物の入れやすさや、他にはなかなか無い形だね、好評いただいています

 

どんなグッズの効果を感じていますか?

同じ部署に属するメンバーが抱く想いを、ロゴやグッズに込めて共有する取り組みは、改めて素敵だなと感じました。ロゴやグッズの存在が、新規事業開発の活動をするなかで、1人でも多くの方に寄り添っていけるといいなと感じます。

DNP様制作のオリジナルトートバッグ

 

今後に向けて考えていることはありますか?

ロゴやグッズを作って終わりではいけないと感じています。今回の製作と配布は、あくまで「きっかけ」です。これからも様々な仕掛けをしていくことで、OneAB活動、そしてその活動に込めた想いが、ABセンターに浸透していくことを目指して、活動を続けていきたいと思います。