組織変革における共通価値観の浸透法|カルチャーグッズで体験まで届ける
Share
組織変革のフレームワーク「マッキンゼー7S」ではハード3要素・ソフト4要素を整理でき、その中核が「共通の価値観(Shared Values)」です。価値観は文字だけでは伝わらず、経験・体験を通じた伝達が必要。カルチャーグッズは価値観の表現・体験・追体験を低コストで実現する手段になります。本記事では7Sを活用した共通価値観の浸透法を、経営企画・人事・組織開発担当向けに体系化します。
この記事でわかること(結論先出し)
- 組織変革のフレームワーク 「マッキンゼー7S」 で、ハード3要素・ソフト4要素の整理ができる
- 7Sを束ねる中核が 「共通の価値観(Shared Values)」
- 価値観は 文字だけでは伝わらない。経験・体験を通じた伝達が必要
- カルチャーグッズは 価値観の表現・体験・追体験 を低コストで実現する手段
経営企画・人事・組織開発担当の方が、組織変革の場面で共通価値観をいかに浸透させるかを体系的に理解するための記事です。
目次
- 組織変革のフレームワーク(マッキンゼー7S)
- 7Sのハード面とソフト面
- 共通の価値観の重要性
- 価値観は文字では伝わらない
- カルチャーグッズの3つの役割
- サステナブル文脈での実装
- よくある質問(FAQ)
組織変革のフレームワーク(マッキンゼー7S)
組織変革のフレームワークとして広く使われる「7S」は、世界的コンサルティング会社マッキンゼーのピーター氏とウォーターマン氏によって1970年代終わりに発表されました。書籍『エクセレント・カンパニー』の中で示されたコンセプトで、理想的な企業のあり方を説いています。
このフレームワークに従って分析を行い、必要な部分に改革を加えるのが組織変革の王道です。
7Sのハード面とソフト面
7Sは大きく ハード面とソフト面 に分かれます。
ハード面(変えやすい)
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| Strategy(戦略) | 競争優位を築くための方針 |
| Structure(組織構造) | 組織図・権限・部門配置 |
| System(仕組み) | 会議体・人事評価・情報伝達制度 |
社内資料で明文化されているもの。読むことで認識可能。変更も比較的容易、状況に合わせて変化させるもの です。
ソフト面(変えにくい)
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| Style(経営スタイル) | 経営者・組織のリーダーシップ姿勢 |
| Skills(能力) | 組織が保有する技術・ノウハウ |
| Staff(人材) | どんな人がどう配置されているか |
| Shared Values(共通の価値観) | 全要素を束ねる中核 |
ソフト面は 一晩で人材を入れ替えたり、スキルを習得してもらうことは不可能 なため、変革に時間がかかるのが特徴です。
共通の価値観の重要性
複雑化したソフト面を束ねて人を動かすのが「共通の価値観(Shared Values)」です。
多様性と統一性の両立
個々の従業員にはそれぞれの価値観があり、その多様性が:
- あらゆる側面からの対応 → 危機回避につながる
- 多様性の組み合わせ → 創造的アイディアの源泉
- 新しいビジネスの脈作り → 売上貢献
ただし、それぞれが別々の方向に向かって仕事をしていると、まとまりがなく意思決定できません。
拠り所としての共通価値観
「多様性」を重視する中で、同じくらい大事なのが拠り所となる共通の価値観。具体的には:
- パーパス(Purpose)
- ミッション(Mission)
- ビジョン(Vision)
- バリュー(Value)
昔から「社是」「社訓」のような形で会社のあり方を表現するものは存在していましたが、組織における共通価値観の重要性が より明示的に注目されている 時代背景があります。
価値観は文字では伝わらない
共通価値観を示すパーパス・ミッション・ビジョン・バリューの言葉は、コピーライターに依頼して、覚えやすい短い言葉で洗練して作られます。
しかし残念ながら、それを考えた人たちの意図したとおりに伝えるには、周辺の想いを含めて何度もコミュニケーションする必要 があります。
「1-2-8の法則」
科学的根拠への指摘もありますが、経験則として納得感の高い 法則です。「百聞は一見に如かず」のとおり、企業理念もただ文章で配布したり会議で説明する以上の努力が必要です。
経験・体験を重視したマーケティングへのシフト
宣伝・マーケティングの世界でも、従来の印刷物やダイレクトメール(見聞きのみ)から、経験することで商品の価値を理解してもらうマーケティング手法にシフト しています。
社内コミュニケーションでも同様に、単なるメールでの伝達では足りない 時代です。社員に価値観を浸透させるには、体験設計が不可欠になります。
カルチャーグッズの3つの役割
「カルチャーグッズ」は、共通価値観を従業員に伝える有効な手段の一つです。会社のことを「モノ」や「コト」として伝えるツール という捉え方ができます。
役割1: 共通の価値観を「表現」する
自社の価値観はどんな「モノ」で表現できるでしょうか。
| 価値観 | 表現するアイテム例 |
|---|---|
| 常に改善を模索する姿勢 | 長年の開発で進化を遂げてきた高機能アイテム |
| 創造性を大事にする | 機能・デザインで創造性に富んだアイテム |
| 品質へのこだわり | 職人技が光る一点物に近いアイテム |
| 思いやり | 従業員の健康を支えるウェルネスグッズ |
| 挑戦・実験 | 新素材・新技術を取り入れたアイテム |
グッズが生まれた背景・ストーリーとともに自社の価値観を伝えると 理解が進みます。
役割2: 共通の価値観を「体験」する
企業が 従業員を第一に考える というのも一つの価値観です。従業員の心身の健康を考えたカルチャーグッズを贈ることで、会社が自分を大切に想っていること自体 を伝えられます。
会社がしてくれたことに対する 恩返ししたい気持ち が、組織への貢献や仲間への思いやりにつながります。
役割3: 共通の価値観を「追体験」する
価値観を伝えるための社員総会・イベントは強力な施策ですが、後から入社した社員や欠席した人 には同じ体験が届きません。
グッズなら:
- 受け取り
- 開封
- 何かを感じる
- 使う
という一連の体験を、場所と時間を問わず それぞれの従業員に提供できます。翌年度の新入社員、リモート社員、海外支店の社員など、あらゆる層に同じ体験を届ける ことが可能です。
サステナブル文脈での実装
近年、気候変動の問題が声高に叫ばれ、企業のパーパス・ビジョンにも 環境問題を意識した文言 が増えています。
サステナブル価値観の浸透課題
「便利・安い・早い」に慣れた社会が、より環境負荷の低いものにシフトするには、かなり思い切った行動 が時として必要です。「持続可能な社会」を単なるバズワードとして掲げるのではなく、本気でビジネスモデルを変えていくコミット を示すには、事業の再編だけでは不十分です。
→ 社員一人ひとりの行動に働きかけて共通価値観を持つ ことが、事業を加速する一要素になります。
サステナブル文脈でのカルチャーグッズ例
| アイテム | サステナブル要素 |
|---|---|
| オーガニックコットンTシャツ | 農薬不使用・公正取引素材 |
| リサイクル素材エコバッグ | プラスチックボトル再生・廃漁網活用 |
| 竹素材ステーショナリー | 速生長素材・脱プラ |
| カーボンニュートラル認証ギフト | 排出量相殺の透明性 |
| フェアトレード認証アイテム | 生産者への適正対価 |
環境に配慮した行動を促すような エコアイテムに合言葉を印字して渡す ことで、価値観の体現と日常への落とし込みが同時に進みます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 7Sの中で何から手をつけるべきですか?
ハード面(戦略・組織・仕組み) から手をつけるのが王道です。ハード面の整合性が取れていないと、ソフト面の改革は機能しません。ただし、共通の価値観の言語化 だけは並行で進める必要があります。
Q2. リモートワーク中心の組織でも価値観浸透できますか?
可能です。むしろ 物理的な接点が減るほど、共通価値観の重要性が増します。オンラインタウンホール、Slackでの価値観共有、自宅に届くカルチャーグッズなど、デジタル+フィジカルの組み合わせが鍵になります。
Q3. 多様性と共通価値観は両立しますか?
両立します。多様性は「個々の違い」、共通価値観は「拠り所」 という別レイヤーの話です。むしろ多様性が高いほど、共通価値観の明確さが組織を機能させます。
Q4. ESG・サステナブル文脈のグッズは予算が上がりますか?
サステナブル素材は10〜20%程度コストが上がる傾向があります。ただし 企業のESG姿勢を体現する無料広告 とも捉えられるため、長期投資対効果は高くなることが多いです。
Q5. 効果測定の指標は何を見るべきですか?
eNPS(従業員推奨度)、エンゲージメントサーベイの「組織への共感」項目、内部昇進率、新人定着率を中心に観測します。3〜6ヶ月のラグで効果が現れる ため、四半期単位での測定が現実的です。
まとめ
- 組織変革は マッキンゼー7S で構造化できる
- ハード3要素は変えやすく、ソフト4要素は時間がかかる
- 7Sを束ねる中核が 共通の価値観(Shared Values)
- 価値観は 文字だけでは伝わらない、経験・体験を通じた伝達が不可欠
- カルチャーグッズは「表現・体験・追体験」の3役割で価値観浸透を支援
- サステナブル文脈では特に 行動レベルでの体現 が重要
CultureGoodsでは、ストーリー性のあるグッズを多く取り揃え、御社の価値観に合わせたアイテムを提案します。具体的な「モノ」が決まっていなくても、伝えたい思いや状況をお伺いした上で最適なグッズ選定と演出をお手伝い します。
次に読むべき記事
自社の企業文化を体系的に理解する
浸透施策を体系で設計する
実例とサービスを見る
社内向けカルチャーグッズの相談: お問い合わせフォーム(30個から / 4-6週間 / 専任プランナーが伴走)