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優れた企業文化とは?~part 1~

CultureGoodsサービスを提供している当社・GoodCulturesでは、毎週月曜日は「サステナMonday」と題して、メンバーそれぞれが想うサステナビリティを共有しています。

第3弾では企業自体のサステナビリティを根幹で支える文化というものについて考えました。メンバーから寄せられた、よい企業カルチャーをシリーズでご紹介します。

 

目次

  1.風土までも改革!Accenture
  2.本当にやりたいことを追及して10年 ~蝉~
  3.まとめ

 風土までも改革! ~Accenture~

トップバッターはGoodCulturesのインナーコミュニケーションを担当しているメンバーMさん。メンバーを丁寧にインタビューして社内用に紹介記事を書いてくれています。
本業が多忙な中でもGoodCulturesを愛するMさんが紹介してくれたのは、前職の「アクセンチュア」です。Core Valueと風土変革プロジェクトについて取り上げてもらいました。

Core Valueと文化 
会社のカルチャーを形作り、特徴づける価値観として6つのバリューが大事にされています。入社してから一番実感したのは「個人の尊重」と「ベストピープルへの取り組み」です。

例えば、個人の目指す姿を軸にしたキャリア構築や学びの機会を提供するために、業務上の関係である上司とは別に一人一人に「People Lead」がつき、中長期のキャリア開発をサポートしています。また全社的な目標達成の基準とは別に個人目標としての優先順位の設定や、 部署やポジションを超えたトランスファー制度、 数千を超える学習コンテンツの提供など、豊富な支援がある分、自分がどうなりたいか、どんなことがやりたいか、キャリアにも主体性をもつことを大事にされ、手を挙げた人にチャンスを与える文化があります。これは私が一番好きだなと思うところです。

さらに互いをリスペクトする仕組みとして、「Recognition&E-card」という制度があり、誰かに感謝をしたい時や、評価してあげたい時に、いつでも「Recognition(表彰)」とカードをプレゼントできます。受け取ったRecognitionはポイントとなり、ギフトとの交換も可能です。


アクセンチュアの6つのコアバリュー

アクセンチュアのコアバリュー

アクセンチュアホームページより抜粋)

昨今のサステナビリティ経営の中では、サプライチェーンに対しても環境や社会に配慮することが求められています。アクセンチュアはこの6つのバリューをサプライヤーに対して求める行動規範にもそのまま採用され、具体的に求める内容も明示されています。企業内で求める行動との一貫性があり、説得力もあります。

アクセンチュアのサプライヤー行動規範

アクセンチュア「サプライヤー行動規範」より抜粋)

 

続いて、あるプロジェクトをご紹介します。
持続可能な事業成長にむけた働き方、風土変革プロジェクト
 
日本での社員数は、ここ20年で買収先企業も含め1万人ほど増加し事業領域も拡大しました。その中で、持続的な事業成長に向け、「UP or Out(昇進できなければ退職する)」 のコンサルの社風、働き方からの変革が急務となり、経営の重要優先事項とし2014年から「Project PRIDE 」という働き方・組織風土改革を開始しています。これは、アクセンチュアがSDGSの中でもあげている「働きがいも経済成長も」へも関連する指標だと思います。

 Projet PRIDEとは、「アクセンチュアで働くすべての人々が、プロフェッショナルとしてのあり方に、自信と誇りをもてる未来を創造する全社員イノベーション活動」で、トップダウンのみならずボトムアップも、そして制度によるハード面と、意識によるソフト面の双方向で改革する動きのことです。指標を測って現在地を確認しながら、トップのコミットメントと、テクノロジーなどの活用により、徐々に文化や組織風土を変えていくという構図で、様々な活動を行い、既に効果が見られているようです。

組織文化を変えたいという会社にとっては、具体的施策やどんな指標をウォッチすれば良いかも垣間見え、とても役立ちそうです。

 

本当にやりたいことを追及して10年 ~蝉~

続いて、共同創業者の1人である岡田さんです。公認会計士としてのキャリアを積んでこられ、GCでも財務周辺の番人と加工工場の統括をしてくださっています。公認会計士を目指す前は何と寿司職人だったという面白いキャリア。最近100kmマラソンを完走しました。このために毎日夜中から朝まで山を走るというクレイジーな側面を持ちつつ、いつもあたたかく私たちを支えてくださいます。
そんな岡田さんが紹介してくれたのは「蝉」という会社です。

幼馴染が設立した会社を紹介させていただきます。
皆さんも大規模なイベントや百貨店のセール時に街灯などに掲げられるビニール製の旗を見たことはありますよね。
これらの旗は役目を終えると廃棄されることになります。
そこに着目した友人は大手鞄メーカーを脱サラして「蝉」という会社を立ち上げました。
この会社は廃棄予定の旗を無償で譲り受けて創業者が自らのミシンを駆使してカバンなどを製造・販売しています。
旗のどこの部分を切り取るかで絵柄が変わるので出来上がったものは全てが一品モノです。
会社設立前に相談を受けた時には拡張しないから考え直した方が良いとアドバイスしたものの、本当にやりたいことだからと計画を遂行し、「蝉」はもう10年以上存続しています。
これからも末永く活躍して欲しいと応援している会社です。

1つのことをやり抜くために必要な信念。変わらない思いをずっと持ち続けて事業を継続するのは、変化の激しい時代には難しいことでもあります。正しいと思うことを地道に続けていくという姿勢もすてきな企業文化の1つです。

最近ではメルカリともコラボされていますが、今や「アップサイクル」は流行語。いよいよこれからビジネスとしてどんどん飛躍していく時かもしれません。

 

まとめ

今回は働く個人にも焦点を当てたコアバリューを設定している「アクセンチュア」と、10年も前から一貫してアップサイクルに取り組んできた「蝉」をご紹介しました。組織文化の在り方や改革について参考になりましたでしょうか。

これからもメンバーの選ぶ優れた企業文化について紹介していきます。

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